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Location in Ukraine ウクライナロケ
人口も少なく面積も小さいため日本ではあまり馴染みのない国ですが、周囲の様々な国から影響を受けて育まれたウクライナの文化は多彩な魅力に満ちております。ロシアの影響を大きく受けた首都キーウ、中世の雰囲気が残るリヴィウ、国際色豊かなオデッサ、原発事故の跡地として注目を集めるチョルノービリ、リゾート地として人気の高いクリミア。これまではウクライナの魅力が詰まった場所となっていましたが、現在は戦争の爆撃によって無くなってしまった施設や、閉鎖している都市が多くなっています。ウクライナの戦争についての撮影で、撮影可能であり現地コーディネーターがご案内できるロケーションを厳選して5つご紹介します。ご紹介している場所以外のロケーションもご案内できますので、希望の撮影場所などがございましたらいつでもお問い合わせください。

キーウ(キエフ)
キーウには11世紀に建設されたウクライナ最大の教会、聖ソフィア大聖堂があります。淡い色の外見とは裏腹に内装はフラスコ画などで彩られており、上からはキーウの町が見渡せます。現在はユネスコ世界遺産委員会によって危機遺産(戦争により焼失、破壊の危機にある世界遺産)に指定されており、ウクライナでは既に290を超える文化的な遺産が被害を受けているため、聖ソフィア大聖堂もいつ被害を受けるかわからない状況が続いています。また、世界的に評価の高いウクライナ国立バレエが見られるウクライナ国立歌劇場は、現在再開されていますが、サイレンが鳴る度に中断を余儀なくされています。そのような状況下でも劇団員は、ウクライナの文化を守るために「舞台の上で闘う」と決意を示し、練習と世界中での公演に励んでいます。

リヴィウ(リヴォフ)
リヴィウの旧市街地には世界遺産に登録されている歴史地区があり、中世の雰囲気が漂っています。ウクライナ東部から離れていたリヴィウは比較的平和でしたが、世界遺産などの文化的な重要性やウクライナの防衛活動を支援する役割を担っていることから2022年にロシアからの爆撃を受け、複数の建物が損壊、死者と負傷者が出る事態となりました。現在は戦争においての人道的ハブとなっており、水インフラや交通網を再建しつつ、負傷したウクライナの兵士や市民を受け入れ避難生活の場を提供する都市となっており、都市機能の回復、再構築を進めています。

オデーサ(オデッサ)
ウクライナ南部、黒海に面するオデーサ。オデーサはウクライナ最大の港湾都市として発展し、オデッサ・オペラ・バレエ劇場の豪華な建築と世界的な公演は観光客を魅了してきました。また、歴史的なドヴォルソヴァ通りや、海へと続く美しい階段「ポチョムスキンの階段」も人気のスポットとなっています。現在では、黒海に面するという点から南部の要衝となっており、国際的な海の物流網から切り離し、ウクライナの海軍を不能にする目的から戦略的な標的となっています。現在もロシアによる攻撃が頻繁に行われており、市内では多くの市民が避難生活を余儀なくされています。

チョルノービリ(チェルノブイリ)
チョルノービリは原発事故で世界的な有名になった街です。一部が開放されており、事故が起こった跡地にたくさんの人が訪れています。アメリカで製作されたチョルノービリのドラマが人気を博し、事故後30年以上が経ったこのタイミングで再度注目を集めているようです。チェルノブイリ周辺は研究や観測の対象となっていましたが、戦争下では一時的にロシアに占拠され放射能管理施設の安全性が危ぶまれていました。現在は再びウクライナの管理下になっており、周辺の放射能レベルなどの監視活動は引き続き行われています。

クリミア
ナイチンゲールが看護師として活躍したクリミア戦争が有名ですが、実はクリミアは古くから南国リゾートして人気があります。黒海に面した風光明媚な景色と温暖な気候が魅力で、ヨーロッパ各国から観光客が集まっていましたが、現在はロシアの実行支配下にあります。この状況の変化から、クリミアは通貨の変更、行政システムの変化、そして国際的な孤立など様々な課題に直面しています。さらに、一部ではクリミアにおけるウクライナ系の住民やクリミア・タタール人に対する人権侵害、抑圧も指摘されています。クリミアには黒海艦隊の拠点があるため、ロシアは軍事基地や設備強化をこの地で行っています。クリミアに渡航するためにはウクライナ政府の許可が必要ですが、実際にはロシアの法律に従わなければならないのが現状です。
Overview
ウクライナロケーション
スカウトの選定
小国ながらも世界から注目を集めるウクライナには、周囲を黒海と他国に囲まれているからこその魅力があります。特にロシアから受けた影響が大きいですが、リヴィウやオデーサに見られるように、ポーランドやアルメニア、ユダヤやギリシャからの影響も受けており建築物などが多様で見どころとなっています。現在は戦争の影響により破壊された建築物が多く、再建までは時間がかかるでしょう。上記で紹介した都市は観光名所でしたが、現在は状況が全く変化しており中には通貨が変わった都市も存在します。戦争下で生活が全く変わってしまったなかで、すこしずつ適応しそれぞれの都市がそれぞれの役割を持って助け合いながら暮らしているという現状で、我々はそれらを世界に伝えなければなりません。今回紹介した5つのロケーション以外も現地コーディネーターが安全を最大限に確保した上でご案内します。ニッポンプロダクションは世界各国における撮影・映像制作における様々なサービスを提供しています。